合併

　昭和27年旧柳川市が誕生して以来、大和町、三橋町との合併は何度となく
合併の話が議論されましたが、今日まで実現にいたりませんでした。
　この間、日本は高度経済成長を続け世界第2位の経済大国となりましたが、
地方自治も国の強いリーダーシップのもと全国的に自治のレベルアップが図ら
れてきました。しかし時代が平成となるとバブル経済崩壊以降、厳しい経済情
勢、政治における55年体制の崩壊、国・地方とも財政状況は悪化の一途をた
どり、地方が頼るべき国自身が財政難いあえぎ、地方自治体の自立が求めら
れるようになり、根本的な国と地方との関係を再構築する必要に迫られ、いわ
ゆる三位一体の改革と平成の大合併が推し進められてきました。
　私たちの旧柳川市・大和町・三橋町も例外ではなく、税収の年間予算に占め
る割合は20～30%と低く、他の地方都市同様、国からの交付税と補助金に頼っ
た財政構造で、行政と財政の効率化と自治能力を高め次の時代の地域自治確
立のため、合併の道を選び決断したわけであります。
　しかし、合併は出発点であり合併による国の優遇措置も10年間で終わります。
この10年間で、行財政改革を進め、多様化する住民ニーズに対応できるだけの
体力と能力を持たなければなりません。そして、自他ともに誇りを持てるふるさと
を次の世代に受け継いでいかなくてはなりません。
　私は、そういう時代に一議員として関わることに大きな責任を感じると同時に、
誇りを持って働いていきたいと思います。
　今後とも更なるご指導と叱咤激励を賜りますようお願いいたします。