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6月21日
　

6月1５日
　今日で11人の一般質問が終了した。一般質問した議員は、一様にほっとした様子。もちろん、一般質問だけが定例議会での仕事でない。当然、執行部から提出される議案も軽微なものもあるが、中には相当研究しないといけないものもあるし、賛否の態度を決定するのに悩むものもある。市民から付託を受けたものとして、方にずっしりと責任を感じながら議案審議をしなくてはならない。
　しかし、一般質問は議員にとって、花形の舞台でもあることも事実である。。行政の執行状況や将来の方針などをしっかりと質すという議員本来の役目の一つであるし。議会に臨む姿勢も当然違ってくる。
　ところで、今日の休憩時間、ある課長が議会事務局で、今回から発行する予定の議会報告の原稿の締め切りを聞いていた。議会報告には、一般質問内容も一人ひとりすべて掲載することになっているのだが、その原稿は、その質問者が作成して提出することになっている。誰だか分からないが、その原稿を質問をした相手の担当課長に頼んでいるのだということは想像がついた。
　精力を使い、自分の最大のアピールの場である一般質問を果たし、その原稿を、その姿勢を質した相手に任せるということは、私にとって信じがたいことであるが、これが現実と納得するしかないのかと思った出来事であった。
　

6月14日
　先週の金曜日、8日から始まった6月定例議会であるが、今日は一般質問の1日目で、私は2番目に質問することになっていた。開会時間は10時からだから午前中には質問することになると準備をしていたのであるが、開会冒頭、休憩となり、全員協議会が開催される。会議が再会されかと思えば動議が出され、またまた休憩。市長派の会派が出した動議の取り下げを働きかけるも応じないため、本会議での採決。またしても12月、3月議会で物議をかもした市長と市長派議員、およびＹ議員の対立に端を発し、議場は怒号が飛び交うという有様が再現されてしまった。
　昨年の市議選前は、市長と市長派の議員会派と反市長会派の対立が議会の混乱の要因であった。その対立の構図は変わらないものの、市長と市長支持派議員との対立軸が出来てしまうということに変わりはなく、何故こうなってしまうのか。
　今日の会議は、結局1時間半遅れの11時30分から一般質問が開始される始末であった。
　結局私は、午後からの質問となったわけだが、午前の質問が終わったところで、傍聴席にいた知り合いの近隣市の議員が、「いつもこうなのですか｝との一言。私は、もちろんその対立の当事者でもなんでもないわけであるが、その混乱の議会を構成する議員の一人であることには間違いがなく。恥ずかしい思いをした一言であった。

6月７日
　明日から始まる6月定例議会で、一般質問をする予定である。内容は、「新柳川市建設に向けての課題と対策」である。昨年改選まえの6月議会の質問の続編である。今日は、その質問内容について担当部署への質問の概要を説明した。事前に、質問内容を具体的な内容を伝えなければ、当然、執行部は答弁に困ることは勿論、適切な答弁を聞くこともできないから、事前のすり合わせは重要である。一般質問は市政全般にわたることについて議員が質問することができるとなっている。
　我が柳川市は誕生後3年目を迎えた。全国で平成の大合併の名のもと、多くの自治体で合併が進められた。当初、市町村合併とは国・地方の財政難の打開策の切り札、地方自治体の国からの権限委譲に堪えられるだけの受け皿となるべきスケールと基盤を作るための手段、そしてより大きな規模となることによっての夢のある街づくりといった謳われ方をしてきた。
　そのなかで徐々に平成の大合併の意味するところ、実情が報告され始めている。合併が夢のあるものではなく、より厳しくなる財政状況の中での究極の選択であったことが浮き彫りとなってきている。我が柳川市は、他の中小自治体同様決して豊かな財政状況ではない。今回は、そういったことを踏まえ柳川市の将来がどうなっていくのか、どうあるべきなのかを、財政、まちづくりといった視点で質問する予定である。
　議会は執行部のチェック機関であることは言うまでもない。しかし、国の財政的難局打開の手段としての平成の大合併を実行した柳川市。財政担当とこの話をする際、毎回感じることは、この難局を乗り切る（あえて難局といわざるを得ないのが平成の大合併の意味である）には、チェック機関と同時に車の両輪として歩調を合わせ進んでいかなければならないということである。
　内容、結果については、また後日このページか議会報告で報告させていただく。
　

6月6日
　6月の定例議会が今週の金曜日から開催される。それに先立ち昨日の全員協議会で、執行部から議案の事前説明が行われた。
今回の議会から、市報とは別に議会独自の議会報告を発行することになった。というのも、近隣の市町村では、議会独自の広報誌が発行されており、唯一柳川市だけがなかったのである。そこで、3月議会で、その発行のため広報委員会が立ち上げられることになり、私がその委員長に就任することになってしまった。というのも、私は、平成15年4月、初当選以来、佐々木創主議会報告という議会報告を年4回のペースで発行してきた。したがって、これからも独自の広報活動をしていくつもりであったが、他の議員から推薦があり、委員長に就任させられたというところである。
　しかし、議会報告というのは議員にとって当たり前のことであるということから、議会全体の意志として議会報告を発行することには異論がなく、推薦もあり、お引き受けすることにしたのである。
　しかし、自分の意見を自分のスタイルで書き記すことに比べ、全議員の共通の意見として取りまとめ、それを活字として発行することが如何に大変であるかということが、広報編集委員会の議論の中でわかってきた。創刊号は今議会の内容を、8月1日の発行を目標として作業をしていくということになるが、今の執行部と議会の関係、議会の内情を考えると非常に憂いを覚えるのも事実である。しかし、議会報告発行については、議会内部の実情へ別にして30名の議員には異論のないところである。その全体の意志と、時代の要請をしっかりと腹に据えて責任を全うしたところである。
　ところで、今議会を開催するに当たり、その事前説明の機会である全員協議会の冒頭、市長が別の公務で欠席していることについて、この5月から着任したばかりの副市長から釈明があった。定例会開催前の全員協議会の市長の出席は恒例となっており、日程調整が出来たはずなのに、欠席したことが、今議会の波乱の前触れにならなければいいがと思うしだいである。
　というのも、今回の議案の中の一般会計補正予算で、これまで市政の停滞と言うか混乱の一因となってきたピアス問題に関連し、工場の一部に使用されているアスベストの除去費用の調査費が計上されていることに関し、ある議員から質問が飛んだ。ピアスはこの10月にも、この柳川から撤退することになっている。その土地と建物は現在は市の財産である。市の財産であるから市でやってよさそうなものであるが、市がピアスから土地建物を購入した経緯、それをまたピアスに賃貸している点など、様々な問題が反市長派議員から指摘されてきた。そのなかで、市長は、市長は、これまでの議論の中でアスベストの除去についてはピアス側で責任を持ってやらせると繰り返してきた。
　今回指摘されたのは、この補正予算で市費を投入してその除去費用を調査するのはこれまでの答弁と矛盾するというものであった。なるほど、執拗なまでの指摘に対し、市長は確かにアスベストが存在するのであればピアスに除去させるという答弁をしたのは確かである。ピアス社との協議がどうなっているのかは、不明であるが、今回の予算措置をみると協議が思うように行っていないのかどうなのか。
　いずれにしても、全員協議会での欠席、予算措置、またしても波乱の幕開けでなければいいのだが。

5月29日
　今日の有明新報にピアスアライズの土壌調査の記事があった。このピアスの件については、新柳川市誕生後たびたび登場する話題であるが、旧大和町時代の問題がいまだに尾を引いている。化粧品を製造する同社の不法投棄による土壌汚染が問題となっていたが、市が300万円を投じて行った土壌調査の結果が、去る19日の議会全員協議会で報告された。その結果は、鉛やヒ素が微量検出されたものの、それは、この地域の土壌には元来そういったものが自然に含まれているというから問題はないとの報告であった。
　しかし、その席上で調査地点の特定が問題で、ピアスが市から譲渡を受けた水路に大量の汚染物質を投棄し埋め立てたとの指摘があった。しかし、その事実について執行部も認識していないということで、もしそれが事実であるならば大問題であり、同地点を掘り起こすこといなり、昨日、議会の立会いのもと現場の掘り起しが行われた。
　私は立会いには参加しなかったが、立ち会った当事者から聞いたところによると掘り起こしを進めると明らかに同地の地質と異なった土壌が現れたということであった。その持ち帰った土壌を見せてもらったが、この地域特有の粘土ではなく、様々な色を有しており異物らしいものも混入してるように見え、その臭いもドブとは違う異臭のように感じた。この土壌については早速予備費を使って、第3者機関に分析を依頼することになったようで、その結果を待つしかない状況である。
　しかし、もしその土壌に有害物質が含まれていたとするなら、いや有害物質が含まれていなくても、異物を投棄していたｌとするなら問題である。当該土地は、合併前に旧大和町がピアスから買い取り、現在ピアスに賃貸という形となっている。大和町にこの土地を売り払う際、なぜその事実を明らかにしなかったのか大きな問題となる可能性がある。また、そもそも何故用水路を払い下げを受けようとしたのかその経緯から調査する必要があるのかもしれない。

5月２２日
　先日、日本で４０数年ぶりに野生の状態での「コウノトリ」のヒナ誕生のニュースがマスコミでいっせいに報道された。コウノトリの保護に関係した方々、地元の子供たちの表情も報道され、関係者の盛り上がりようがこちらにも伝わってきた。もちろん、このニュースを見た全国の人たちも喜びを持った受け入れたことと思う。
　私も、このニュースに喜んだのは勿論ですが、感慨深い思いも感じた次第です。というのも、このコウノトリが誕生した兵庫県の豊岡というところは、私が高校を卒業するまでの10代を過ごしたところであります。
　私が、豊岡に住みだしたころは、既に野生のコウノトリは絶滅しており、保護のために捕獲された1羽か2羽がいるだけで、中国からもらい受けたコウノトリと一緒に、人工繁殖させるためゲージの中にいました。しかし、卵は生まれても中々繁殖に成功せず、国産のコウノトリの高齢化による、絶滅の危惧が新聞などで報道されていたことを思い出します。
　数年前、豊岡を尋る機会があり、ビオトーブを盛り込んだコウノトリ公園が出来ていると聞き行ってみると、まさしくビオトーブと呼ぶにふさわしい山裾に出来た擬似自然というか、自然環境の中にコウノトリが何羽も遊んでいる姿に驚かされました。聞くと、飛ぶための羽を切っているから飛び去ることが出来ないようになっているとはいえ、あの30数年前の狭いゲージの中で与えらる餌を食べていたコウノトリとは全く別物に思えました。もちろんコウノトリの姿かたちが変わるわけではありませんが、柵で囲まれているとはいえ、オープンエアーの自然の中でコウノトリ餌を探したりの気ままな動きは、見るものにとってもごく自然の迫力のあるものでした。
　当然のことながら、この数十年の間で人工繁殖の技術も発展したことでしょうが、何より環境と言うか、自然に近い形でのストレスを感じない中で暮らせること、これが大きく作用したのではないかと思う。勿論、この環境づくりのため行政や地域住民が協力し、特に農業者たちが有機、無農薬農業を進めてきたことも大きな要因であると思う。
　しかし、ただコウノトリの復活が目的だったのでしょうか。コウノトリの住む地域、環境、ひいては自分たちの住む環境、食物の安全性、自分たちの住む街、町の誇り、どこに自分たちが行くのか、コウノトリをその象徴として、様々な立場の人たちが、共通の価値観を持って大きなスローガンを掲げ、同じ方向を向いて手を携えて取り組んできた。そこに成功の鍵があったように思う。
　今、日本全体が次の時代の姿を模索している。地方の町も次の時代の姿作りに苦心している。その中で、このコウノトリのニュースは大きなインパクトを私に与えたのでした。同時に、何か私に訴えているかのようにも感じました。それも10年近く住んだ、青春の地からの届いたメッセージ、私の気持ちを新たにしてくれる出来事でした。

４月１６日
　柳川は観光地であることは自他ともに認めるところであります。しかし、駐車場不足が悩みの種でした。そこで行政も本腰を入れ市営の駐車場整備に乗り出し、柳川観光の書入れ時である「さげもんめぐり」を前に筑紫町に市営の駐車場が出来ました。平日でもかなりの利用者が見られ、駐車場不足解消にまではいかないまでも大いに活用されていた。ところが、市有財産の処分に絡み、白秋生家南側にある市営白秋団の跡地を、これまた市営駐車場として活用する計画が市の方針として打ち出されていた。しかし、この跡地に侵入するアクセスが悪いため、白秋生家の南側の沖端漁協倉庫を一部取り壊し、そこに進入路を作るという計画であるが、その進入路に観光客が到達するためには、白秋生家東側のＴ字路から進入する必要がある。このＴ字路は現在でも信号とも絡んで離合が難しく交差点改良が指摘されている状況下、駐車場建設により通行車両増加により、益々車の通行に悪影響が出ることを私を含め多くの議員が指摘してきましたが、執行部側には耳を貸そうという姿勢はありませんでした。執行部は、指摘を受けながらも団地跡の造成を終え、トイレも整備しています。駐車場への進入路は漁協の倉庫を取り壊さなければならないため、漁業の総代会での議決が必要であります。その総代会が近々開催されるようです。このままいけば、そのまま可決されることになるかもしれませんが、漁協総代と近隣の地元住民はこのことはほとんど知らされていないようです。計画をし、着手してしまうと、行政というものは方針を曲げないのが通例であります。しかし、今回のように誰が見ても交通機能障害が大きくなることが予想されるこういう公共事業がすんなり行われてしまって、あとで失敗だってでは洒落にもなりません。行政とは一度走り出したことを後戻りすることには消極的です。しかし、その決定には様々な要因が絡んでいます。この駐車場の件も、合併後に政治的な要因が大きく関係しているようです。このこと一つとってみれば市全体から見れば、一事業の一つかもしれませんが、こういう手法と、近隣住民、利用者、観光客、そして柳川市の観光と交通体系から見てしっかりと検証しなおすべきだと思いますが、執行部にはそれは検証しなおすだけの柔軟性と政治的判断力はないようです。

4月９日
　掘割沿いに散歩道が整備されて久しいが、この3月から伝習館高校北側の散歩道の改修工事が行われていた。確かに護岸の石垣と木柵の腐食が進んでいたため、平成18年度で護岸を改修し、19年度に舗装ということで行われていた工事である。18年度の工事が終了し通行止めも解除されていたため、久しぶりに歩いてみて愕然とした。というのも、確かに新しい石積みで護岸されていたことはいいのだが、大幅に歩道が広くなっていた。もとの歩道から大きく川を埋め立てて歩道を広くしている。ひどいところでは２ｍくらい広くなっていた。つまり、その分、川が狭くなっていたのだ。大事な掘割を埋め立ててしまっている。
　先だっての３月定例議会で、平成１１年から旧柳川市で施行されていた「掘割を守り育てる条例」が新たに制定されたばかりである。憂慮されている不法な埋め立てを取り締まり、模範を示すべき行政が、埋め立てを行っている。何とも情けない、怒りがこみ上げてきた。これは絶対に許すわけにはいかない。断固その真意というものを正さなければならない。
　ということで、担当課に行き指摘をすると、工事の完了後になって現実を目の当たりにして「しまった」ということだったらしくい。計画と設計段階から掘割を守っていくという認識が薄く、チェックすらしていないことが分かった。担当者も反省しきり。柳川の掘割が市民共有の重要な財産であることは言うまでもない。その財産と景観を守り育てていく役目の先頭に立つべき行政が、その担当課が、その掘割の景観の一部をなす掘割を埋めて「水辺の散歩道」なるものを改修するということはどういうことでしょうか。
　担当者も反省しきりであるため、２度とこういうことがないように関係部署にもこの事実を厳しく指摘して矛を収めた。

3月16日
　今日で3日間の予算審査特別委員会が終了した。今回の予算は昨年度に比べ11億円減の緊縮予算となっているが、財源が厳しい事情の中で、事務当局の苦労もうかがえる。民生費の増加傾向は相変わらずであるのに対し、建設事業費の圧縮のなか大型事業も少なくない。しかし、細目をチェックしていくと無駄な補助金、旧1市2町の不均衡も少なくない。また、総合的に行政内部の情報と価値観の共有が希薄であることがわかる。それはトップの姿勢なのか、トップの意向が浸透していないのか、トップの姿勢自体に問題があるのか。いずれにしても、財政規模の縮小は必然の課題であり。限られた財源の中で、いかに市民サービスを行っていくのか。同時にいかに新たな財源を確保していくのか、重要な課題である。助走期間を終え、本格始動となる合併後3年目の平成19年度、これからが、行政と議会との本領が問われることになることを肝に銘じる。

　ところで、今回の予算委員会に珍しいお客さんがいた。というのも、議場で行われる本会議は別として、委員会室で行われる委員会の傍聴者は、その時々の重要議題の利害関係者を除けばほとんどないと言っていい。ましてや、予算委員会となると皆無といっていい。今回の予算委員会に市民からの傍聴者がお一人いらした。最初は、オンブズマンか何かと思っていたところ。2日目の昨日の委員会終了後、その傍聴者が私に話しかけてこられた。というのも、私が予算審査の中で、文化的景観について質問したことでのことのようだが（柳川市が文化庁が指定した全国で9箇所のなかに入っており。今後の街づくり、景観づくりの基本となる重要なもので、所管の教育部のみならず、建設部、総務部などあらゆる部署と連携をとりながら、街づくりに生かしていくべきと私が発言したもの）、唐突に柳川市が計画している水辺の散歩道を横断する都市計画道路には反対しているでしょうと質問をぶつけられた、その方は筑後タイムズに投稿していらっしゃる柳川出身のルポライター殿であった。彼は、その投稿のなかでその都市計画道路がふるさとの宝である掘割の景観を壊してしまうと訴えておられた。それにしても、東京からわざわざふるさとの予算委員会を傍聴とは、何とも熱心というか、郷土愛のなせる業なのか感心してというか恐れ入りましたという感じ。同時に東京にいても郷土を忘れず、逆に故郷を離れているからこそ故郷の大事なものを壊さないで欲しいと思うのも無理のないことで、その郷土愛と行動力に敬服と同時にありがたいと思ったしだい。
　自分も12歳から柳川を離れ、社会人となり、遠くから柳川を見たとき郷土愛を覚えたことは言うまでもないが、白秋の帰去来に出会ってその思いが沸点まで達して柳川に帰ってきた。その後、代議士秘書時代に東京にいた頃、柳川出身の多くの方々と交流させていただいたが、異口同音に柳川に対する不満も入り混じった郷土愛の言葉が聞かれたことを思い出す。離れているからこそ余計に沸き立つ郷土愛、住んでいる者が気付かないところも見えてくるもので、彼らの言うところは大いに参考となる。勿論住んでいる市民のための市政であることは間違いないが、柳川は住んでいる者だけのものではなく、すべての人にとっての柳川であると思う。柳川も高齢化社会を迎えている。高齢化率は２６%でる。都会へ出て行った若者たちが帰ってこない。私の住む城内でも、子供が帰ってこない老夫婦だけの世帯が増えているし、空き家も少なくない。帰ってきたくても働くところがない。企業誘致も働き口の確保と税収の面からいっていいが、基盤整備を含め事前投資に莫大な費用が伴うし、20年ほど前に進められた全国の企業団地はほとんどが草ぼうぼうのままで、その市町村の財政に大きな負担となっていることも事実である。ある意味賭けの政策と言っていい。その頃と比べ、経済情勢も変わり、交通インフラも整備されつつあり、当然、企業誘致政策も検討はしなくてはならないとは思うが。しかし、柳川には、破壊されたとは言え、伝統的建造物、先人の残してくれた掘割を始めとする景観や自然環境を持っている。それは、財政投資をして、新たに作れるものではない、営々と何百年に亘って作りあげられたものである。一度壊してしまったら、二度と元には返らない。柳川を離れた人たちが深い郷愁を覚えるのはその風景であり、その風景で生活を営む私たちの住む柳川そのものではないかと思う。だからこそ、郷土愛を沸き立たせ、帰ってきたくなるような街づくりをしなければならないと思う。経済活性化、交通基盤整備も重要である、しかし、いくら活性化したところで、柳川の柳川たる所以が消え去ってしまえば柳川の将来はないといっても過言ではないと思う。だからこそ、住む人も離れている人も誰もが共有できる価値観が重要となる。それには何かと言えば必然と答えは出てくると思うのだが。

3月9日
　今日で、一般質問が終了した。今回も、市長と相対する質問者との対決が見られた。執拗な質問に対し、市長も負けてはおらず、長い行政経験を元にうまい切り返し、そっけない返事、挑発と相手の術中には落ちない。旧大和町はいつも混乱していると言われていた。原因がどこにあるかは別にして、議会からの批判、敵対を12年間経験してきただけのことはあると妙に感心してしまう。
　今回は質問しなかったので、16人も質問者の質問を2日半の間本会議場に座りっぱなしで聞いていなくてはならないから、さすがに疲れる。人の一般質問を聞いていると、執行部の答弁に対してこう反論すれべいいのにだとか、自分ならこう切り返すのにだとか思ったりする。しかし、いざ質問しているとなかなか冷静に思うようには行かない。いずれにしても勉強になる。
　今回の議案のなかで重要なのが来年度予算である。柳川の予算には7会計あるが、難しいのが水道企業会計、国民健康保険特別会計である。水道企業会計は収益的収支と資本的収支があるためややこしい。国保は、国などからの補助が多くその算定基準が、前年度の医療費実績から算出され、また、高齢化社会化に伴い保険事業の制度が毎年のように変わるため、難しい。いつも予算書を元に担当課にレクチャーを受けながらということで、どうも立場が弱い。
　そのなかで、中心となるのは一般会計であるが、一般会計予算はかなり分厚い。それを不明な箇所や疑問点のあるところに付箋をつけながら一通り目を通していくのにも1日はかかる。今日の会議終了後、財政課に事前質問に行く。ところが、いつもの担当者が打ち合わせ中でいないので、別の担当とやりとり。しかし、全課にわたる事業、予算をすべて知っているわけもなく、2人がかりでいろんな資料をひっくり返しながら、なかなかはかどらない。そこへ、いつもの担当者が現れると、ほとんどすぐ返事が返ってくる。ほとんどすべてのことが彼の頭の中には入っているらしい。感心しきり。彼とやり取りをしていれば、かなりの付箋が取り外されていたはずであるが、あまり減らなかった。なぜ、こんなことをするのかというと、予算委員会は2日半で、膨大な量の予算書を審議しなくてはならないから、事前に聞いていれば理解も進むし、わざわざ聞く必要のないものや、微細な事項を事前に聞いていれば、それだけ審議が進むし、反対に、事前に聞くことによって益々疑問が深まるケースもある。
　ちょうど通りかかった部長も、付箋のついてページの多さに驚き、担当者も付箋の数が減るのを願いながら一生懸命対応してくれたが、結局あまり減らなかった。改めて、いつもの担当者の財政マンとしてのプロフェッショナルに一同敬服。

3月7日　
　1日に始まった3月定例議会、22日までの会期で行われるが、5日の質疑に続いて、今日から一般質問が始まった、一般質問は本会議場で行われるが、1時間ごとに10分間の休憩がある。休憩時間の過ごし方は様々で、控室でお茶を飲みながら一服する議員、先ほどまでの議題を議論しあう議員、議場に残っている議員など様々であるが、30名の議員の中にはタバコを吸う議員が12名ほどいる。以前は議員控室に、吸引装置付の大型装置があったが、庁内が禁煙となり、庁内から灰皿は撤去され、ベランダか玄関口など屋外でしか吸えなくなってしまった。庁舎４階は、議場、議会事務局、委員会室、議員控室、議員ロッカー室などの議会専用階となっているが、タバコを吸う議員は、ベランダか、議員ロッカー室で吸うことになる。休憩時間などの過ごし方は様々だが、それぞれの場面での会話は議場では聞かれない本音まじりの会話が交わさせる。
　今日の話題の中で、いまワイドショーなどで盛んに取り上げられている政務調査費が話題となった。柳川市の政務調査費は、月額1万円で、年度の最初に1年間分12万円が支給される。使い道については、研究研修費、調査旅費、資料作成費、資料購入費、広報費などの名目が認めれれているが、年度末に領収書を添付して報告しなければならず、余った分はは返還しなければならないことになっているが、返還したという話は聞いたことがない。合併前は、旧柳川市は同じ年間12万円、旧大和町と三橋町は政務調査費なるものはなかったらしい。
　それぞれ議員の使い方は様々であるが、平成15年の私の初当選直後、先輩議員が年度末になると、政務調査費が余っているから、どうやって消化しようかなどと話していたことを思い出す。マスコミなどの報道によると、東京都の区議会議員は月10数万円、福岡県議会議員は月60万円、それも領収書添付は必要ない。議員活動に月60万円も使うにはどうしたら良いのか、悩んでしまいそうである。私の場合は、年4回発行している、議会報告の印刷代、郵便代などで、6月には12万円は消えてしまう。増額をお願いしたいくらいである。
　そういったことを話していると、ある議員が、「筑後市の政務調査費は5万円も支給されている。柳川も月額3万円から、5万円くらいには上げんといかん。佐々木議員から提案しては。」とのたまう。それは、本音として支給額が増えたほうがいいに決まっているが、現在の状況としては難しい。すると、ある議員は「上げてもらうのはいいが、自分はそんなに使う必要がない。使う人はそれだけもらったら良いが、要らない議員まで上げるのはいかなるものか。」とのこと。それではと、私が「最初から全額支給ではなく、使った分だけ、申請をし、第3者機関で了承された分だけ支給されるようにすれば」との提案に、賛同の声。最初からもらっているから、何とか使ってしまいたい、せっかくもらったんだから、返さなくていいように必要のないものまで使ってしまい、もらったものは返したくないというのが人間心理である。さきほどの議員も、自分は必要な分だけでいい。最初から必要以上にもらえば、返したくないから、無理をしてでも使いたくなる。必要な人は、上限を決め有効に使うシステムであれば納得するとのこと。良識を持っていらっしゃる。
　しかし、合併をした本来の目的は、財政難を解決するための財政の効率化、社会的な風潮から言って、政務調査費の引き上げは非常に難しい話。皆本気とも、冗談ともつかない話で盛り上がる。
　

2月19日
　昨今、給食費の未納問題がマスコミで盛んに報道されている。当柳川市も市内7小学校と旧柳川を除く2中学校で給食が実施されている。旧柳川の4中学校でも、今年の4月から給食が開始されることになった。
　現在、給食費の徴収方法は柳川の場合、城内小学校を除いて、すべて父兄の皆さんによる手集金で、城内小学校だけは口座振替となっている。
　そこで、ある父兄の方から相談を受けた。というのも、城内小学校は給食費が口座振替となっているが、この4月から旧柳川の中学校にも給食が導入され、その給食費の徴収は手集金でお願いしたい旨の説明が教育委員会からあったとのこと。この時代に手集金は時代遅れで、共働きも多い中、口座振替にすべきではというご意見をいただいた。
　なるほどというところもあり、早速、教育部へ行き、話しを聞いてみる。すると、城内小学校以外すべてが手集金で行われており、徴収率の面から言ってもなんとしても手集金でお願いしたいとのこと。手集金といっても、あるエリアを単位として、月の当番を決め、当番のところに持ち寄る形式で、納入がない場合は学校で対応するから負担は少ないとのこと。
　給食費の未納問題がクローズアップされている現在、徴収率は大きな問題である。では、現在の柳川の給食費の徴収率はどれくらいか尋ねると、99.･･･%で、未納者数にして3小学校で５件とのこと。ほかはすべて100%とのこと。95%くらいと予想していただけに、この数字には、正直驚かされました。近隣の市町村でも口座振替のところが多いようだが、徴収率の悪さに頭を痛めているらしい。
　では、柳川の場合の徴収率100%の地域は、農業・漁業地域で土着の人たちがほとんどで、農業・漁業を営んでいくうえで、隣近所や地域との連帯は欠かせない地域。横と縦のつながりができている。選挙にしても、すぐ地域でまとまるうらやましい所。そういった地域性が、給食の徴収率にも表れている。都市部になるとやはり、転入者も多く、隣近所の付き合いが周辺部に比べ希薄である。そういった意味で、コミュニティ不足から子育てに悩み、相談相手や、同じ世代の子供を持つ親同士の付き合いが希薄な中で、月に1度会う機会が出来ることで、学校や子供のことを話す機会もでき、連携作りにつながるような気もするのですが。

2月９日
　2月７日に、沖端漁業の事業に絡み、市の不正支出があったことが明らかとなりました。
　内容は、海苔の養殖培養用の水槽から水漏れが発生したため、改修することになり、その事業費５８２万円を県が50%、市が10%、事業主体である沖端漁協が40%の割合で支出するべきところ、沖端漁協の負担分249万円のうち197万円を機械借り上げ料や原材料費などの名目で市が負担したというものです。
　なぜ、こういう不正なことをしたのでしょうか。
　当初、沖端漁協の要請により、市が県との打合せの段階では、市が事業主体となって事業を行う予定で、漁協の負担は一切ないということで進められていたようですが、最終段階になって、市が事業主体となることが出来ず、漁協が実施主体でなければならないということが判明し、漁協の負担分が発生することになりました。
　これは想像ですが、漁協にとっては、当初市が行う事業で自己負担はなかったはず、こんなことになったのは市の認識不足が原因であり、249万円もの負担する能力がない。どうにか知恵を絞って何とかして欲しい、ということであったと思います。そこには市の職員と漁協関係者の人間関係も出来上がっており、市担当者も何とか方法を探して打開したい一心であったと思います。しかし、その方法はあくまでも違法で、自治体に関わる汚職や事件が報道される中、市の職員に求められる法令遵守、公平性がまず第一の姿勢に欠けていたというべきしかありません。
　この件のように、市の職員は、市民を始め、色んな団体と関係をもちながら業務遂行しなくてはなりません。往々にして、人間関係、しがらみ、情に絡んで、こういった局面は多々あるはずです。今回の件をいい教訓とし、そして、今後の歯止めになっていくことを願います。

2月2日
　昨年の暮れ、御花の前にあった古い民家が取り壊された。土地も家屋も市の持ち物で、住んでいた人もいなくなり、市も財政難の折、市有地や土地の処分を検討しており、必要のないものについては売価も検討する中で、この物件については、売却の方向となったため取り壊したとのことでした。ところが、後でわかったことですが、その家屋は、武家屋敷であったということが判明。確かに藁葺き屋根にトタンをかぶせてあり、入り口の柱なども黒塗りで、言われてみると確かにそれらしい趣はあったかもしれない。もし事前にわかっていれば、御花の前でもあり、何か活用方法もあったはずなのに、後の祭り、文化的財産の活用を自分の議員としての使命と自負（勝手に思っているだけですが）している自分が情けなくて仕方なく、反省しきりでした。
　そこで、市の担当部署に行ってみると、まさかそんな建物とは知らなかった。担当課長2名も、反省の様子。だからこそ、自分が言っている柳川ある武家屋敷や文化的財産を、「げなげな話」で放っておくのではなく、しっかりと検証し、データベース化し、その活用方法を検討していかなくてはならない、放っておけば朽ち果てるのを待つのみの状況で、今やらなければ後に後悔を残すことになります。だからこそ、その基礎となるべきデータベースを整備すべきであるということを、しっかりと話をしてきました。　

1月7日
　今日は、午後2時から市民会館で市主催の成人式。ここ数年成人式の荒れた姿が、マスコミで報じられるようになって久しい。わが柳川市は、比較的おとなしいものの目立ちたがり屋の輩が一人や二人は必ずいる。今年も、はだかの大将風の青年が開式前に、ステージに上がったりしたが、さほどの混乱もなく、開会。しかし、毎度、開会になっても席につかず、うろうろするのは毎年のこと。今年も、沖の石太鼓の演奏で開幕。その迫力に場内も整然とした雰囲気になる。続いて、市長の挨拶、来賓挨拶と続くが、比較的おとなしく聞いている。続いて、中学校時代の恩師のビデオメッセージ。6中学校の恩師からのメッセージにそれぞれ盛り上がり、恩師からの責任と自覚ある大人にという言葉。その言葉は、先ほど来賓からのあいさつにもあったはずだが、われわれが聞いていても耳にスムーズに入ってくる。そして、新成人の代表の謝礼挨拶。大人になる、自覚と責任、そして、これまでの家族と恩師などへの感謝の言葉。他の新成人もしっかり聞いている。見掛けとは裏腹に、彼らなりに、20歳になることの意味を考えていると思う。この世代が、20年後30年後には、この日本を、柳川を担う中心となる。その時代はどういう日本になっているのか、まさに転換期である今の日本。次の時代の姿と価値観はまだ見えない。昨日の妹を殺すといった事件が頭をよぎるが、しかし、親やこれまで世話になった人たちに感謝することを変わらず忘れない若者たちに、安心するも、今こそ自分たちの今あることの意味と今こうして暮らせる礎を築いてくれた先輩たちに感謝し、そして、それを次の時代に引き継いでいかなければならない、今生きる私たちの責任というものを改めて自覚させられた成人式でした。

1月2日
　今日は、嫁さんの実家に年始挨拶。嫁さんは、午前から手伝いのため、早めに実家へ。自分は、1時に到着して、皆そろったところでお年賀、皆でおせちをいただく。義父の勧めに喜び飲んでしまい、うたた寝をしてしまい、暗くなってから風浪さんに初詣。またしても、おみくじは末吉。しっかりと今を乗り切り、次へ繋げということか。
　まだ、おなかがすいていないため、皆で、佐賀の最近オープンした某大型ショッピングセンターへ行く。午後9時だというのに、広大な駐車場は満杯で、駐車するのにも一苦労する。中に入ると、何とでかいことか、そして人だらけ。大川も、柳川も商店街は、既にしまっているはずどころか、今日は、休業のはず。それがどうしたことか、ここは、週末の天神を思わせるような人だらけ。広大な敷地にこれほどの多種多彩な商品の山。そこに群がる人たち。嫁さんの姉ちゃんは、こっちの福袋が良かったと悔やんでいる様子。しかし、ただ、ものめずらしさで来ているのか、買うものがないのか、家族と寝正月の息抜きに来ているのか、意外と手には買い物をした袋も持たず手ぶらの人が多い。
　旧来の商店街の疲弊が叫ばれて久しいが、これほど人口密集地でないところに大型店舗がひしめき合って採算が取れるのか不思議としか言いようがない。パチンコが、そうであるように大型資本が生き残りをかけ、多額投資をし、骨を切らせて肉を絶つの道理で、生き残りをかけた死に物狂いの戦いなのか。
　ところが、東京などの郊外の商店街は、数年前と比べ活況を呈しているという話を聞く。車でしかいけない郊外型大型ショッピングセンターより、歩いて、自転車でいける近所の商店。顔見知りのオヤジ、オカミがいる商店を好んで利用するという人が増えているらしい。食品を始めとしてあらゆる商品が、ただ安いものを選ぶ時代・客層といったものから、多少高くても安心できる商品。顔見知りだからといった理由のようですが。
　日本人は、農耕民族であり、村社会が社会の基本であったわけですが、大型店に行き、品揃えと低価格。しかし、そこには人間関係もなく、信頼関係もなく、ただ単にお互い売りたい人と安く買いたい人という合理的と思える関係に満足できないものを覚えているのかもしれません。それは、戦後の右肩上がりを続け成長し、皆が上を向いて生きてきた時代が終わり、ふと気付いたら殺伐としたものを感じ、自分たち日本人の持っていたものを懐かしむような風潮と同時にあの時代は良かった、あの時代に戻れたらという回顧主義だけなのでしょうか。
　昨年、豊後高田市の昭和の町に行ったきました。その中心にメイン施設があり、入場料500円を払うのですが、昭和30年代から50年代くらいまでのおもちゃから生活用品あらゆるものが展示してありました。私は夫婦二人で行ったのですが、団体客の60台、70台の人から若い世代まで大盛況でした。私も、自分のその時代を振り返り、家族のこと、柳川のこと、その時代の日本のことに思いを馳せ、自分を振り返るいい機会になりました。今度は、親や同世代の友人を連れて行きたいと思いました。また、最近「3丁目の夕日」なる映画が大ヒットしました。それは、ただ単に昔をただ懐かしんでいるだけなのでしょうか。今の日本に足りない、ただ欧米のものを絶対のものとして受け入れてきた自分たちが忘れたものを再認識し、そうありたい。と思う日本人の共感があるのではないでしょうか。金満主義のライブドア事件、耐震偽装問題、度重なる政治家の汚職、子殺し親殺し、いじめによる自殺、日本人倫理観、人間としてのあるべき姿、戦後の欧米偏重の価値観、自由ばかりが主張され、個人の権利を尊ぶ風潮の末に来た姿が現在の姿ではないでしょうか。だからこそ、ただの回顧主義ではなく、いま一度自分の姿を見つめなおし、日本人としてのあるべき姿を考えようというのものがあるのではないかと思います。

平成19年1月1日

　新年は、家族4人そろって迎えることができた。紅白のあと、ゆく年くる年を見てから、日吉神社に初詣。歩いて10分の所だが、途中から近所の人たちも、日吉神社に向かっている様子。鳥居前まで来ると、昨年同様、すでに鳥居より後ろまで行列。参拝まで、1時間はかかりそうだが、途中、参拝を済ませた知り合いに会う。紅白が終わってすぐに来たそうだが、既にかなり並んでいたらしい。三柱神社には、この時間に行ったことはないが、人の話によると日吉神社に比べると少ないらしい。こんなことを言うと罰当たりなようだが、やはり企画力、経営力の差か。三柱神社の一昨年の放火による火事は、市民にとって悲しい出来事で、再建にはかなりの資金と時間がかかりそうだが、一日でも早い復旧を願う。それと、最近河野さんという宮司さんが着任（この表現で良いのか）され、瀬高の神社の宮司さんの子息で、神社協会の青年部の会長もしていらっしゃる方。神社運営に関し、憂慮の声が聞こえていた当神社、市民にとっても期待するところです。河野宮司には是非ともがんばっていただきい。私にとっても幼少の頃よりご縁をいただいている三柱神社。松の内にはお参りすることでお許しただきたい。