12月13日
12月6日から始まった12月議会ですが、今回の議会には改選前の9月議会で継続となり、改選により廃案となった市町村型合併浄化槽設置条例が再度提案されています。それに絡んで、12日の一般質問で、Y議員は、市長と結託した旧柳川のA議員、B元議員、大和町のC業者、D業者、三橋町のE議員が事業開始をにらんで、利権を得ようとしているとの発言がありました。それに対し市長が、根も葉もない噂話をするのはいかがなものか、具体的な名前を挙げて根拠となるものを示すべきとの発言に、Y議員は、それならと三橋町のF議員の名前と彼の控室での発言を挙げたのでした。それに対し、F議員から猛烈な抗議があり、発言の撤回、議事録から自分の名前の削除を要求したところ、名前を削除するということで一件落着しました。
しかし、今日になってF議員から、Y議員の処分要求がなされ、議会運営委員会の委員を中心に懲罰委員会が設置され、審査されることになってしまいました。
このようなことは、議員生活3年余りの私にとりました初めてのことでした。旧柳川において、遡ってみてもほとんど聞いたことがないということですが、旧大和、旧三橋では、再三あったことだそうです。このことは、真に本音でぶつかり合う議論がなされていたかということか、ただ単に感情論に基づいた秩序がなかっただけなのか、また、旧柳川は、秩序ある議会運営がなされていたのか、それとも、なあなあの世界で真の議論がなかったのか、どうなのでしょうか。
しかし、今回の件は根底に市長・市長派議員と反市長派議員の対立、それが、30人の議会になっても続いているということにあると思います。そのなかで、ある議員の「お互い、口は災いの元」という言葉が、印象的でした。
10月21日
今日、選挙後初の議会の召集告示がありました。10月24日とのことです。初議会では、議長・副議長選挙をはじめ、各常任委員の選任などこれからの議会の構成が決められます。通常、初議会では議会構成のみを議題とするところ、なぜか、条例改正などの議案もあるようで、不思議に思うのは考えすぎかな。
そこで、議長・副議長の選任にはじまり役職就任ついて、市長派、反市長派それぞれのなかで、いろいろと動きがあるようです。具体的な名前も上がりだし、アプローチも始まり、無所属や新人議員の取り込み、寝返りの警戒など、、24日に向け水面下の動きも益々エスカレートしてくるでしょう。
10月20日
久しぶりの書き込みとなりましたが、10月1日の選挙は無事当選することが出来ました。新柳川市となって初めての選挙で、先行きがわからない中での非常に厳しい選挙でありましたが、自分の信念の元行ってきた議員活動と支援いただく方々の力を励みとして、乗り切ることが出来ました。そして、1654名の方々から付託をいただき、5位当選の喜びと同時に、その大きな責任を感じているところです。
その中で、新人の躍進は目覚しいものがありました。また、役付き議員が落選、思いもよらない人の当選と、選挙結果にはなるほどという部分と驚きといろいろと考えさせられました。
そこで、気になるのが、市長が一部候補者に限って支援していたということです。多くの市民の方から市長がこういうことをしていいのかというお問い合わせをいただきました。選挙法上、問題はないと思います。しかし、道義上、執行部のチェック役である議会の、しかも一部の候補者だけを表面に立って支援したということは、問題視されても仕方がないと思います。市長にとって見れば、市長就任後、市長派、反市長派の対立に明け暮れ、数に者を言わせた反市長派の力に対抗するため自派議員の数を増やしたかったのでしょう。そのなりふり構わない姿勢には執念というものを感じます。しかし、これで益々対立が深まりことは、誰にも予想できることで、新柳川市の将来に大きく影響する大事なこれからの4年間を思うと、なんとも思いやられます。
8月24（木）
今日は、柳川市男女共同参画協議会。平成12年に国が男女共同参画基本法を制定し、地方自治体も男女共同参画社会実現のため、条例化を進めるよう指導していることによるものですが、当柳川市でも条例化に向け、市民の各界の代表など23名で構成される協議会で、現在、条例化のための基本計画作成にむけ、月1回のペースで会議が持たれています。
昨今、これまで男性主導であった社会のあらゆる分野への、女性の進出はめまぐるしいものがあります。家庭においても、若い世代を中心に、「男は仕事女は家庭という」これまでのものが崩れ、男も家事や子育てにいそしむ姿が報告されるようになりました。これが、時代のすう勢という感があります。しかし、男尊女卑的な考えがいまだに残る分野もあり、女性の地位向上が盛んに叫ばれています。
そこで、男女共同参画社会の実現に向けてということになるのですが、平成12年の国の基本法制定後、地方で条例化が進んだわけですが、この男女が公平な社会を実現するというスローガンを逆手に取り、過大に過激に解釈し、利用して、男らしさ女らしさや日本の伝統文化までも否定する動きが見られるようになりました。たとえば、男らしい・女らしい言葉、服装、色、端午の節句、ひな祭りなどを否定し、男と女の性の違い以外は、後天的に人為的に封建的な男性社会の価値観から作られたものだから、それが、男女の社会の地位の格差につながっているから子供の教育から見直さなければならないという一部の過激思想が横行し、幅を利かせるようになりました。教育現場では、男女は性差以外は何の違いもないということで、小学校で男女一緒に人形を使って子供のできる仕組みを教えたり、男女一緒に出産シーンのビデオを見せたり、修学旅行で男女一緒の部屋だったりと信じられないようなことが現実行われるに至り、政府も大慌てで、そういった「ジェンダーフリー」なる過激思想を目指すものではないという修正に奔走することになってしまいました。しかし、目立たない部分でそういった過激思想を持った勢力がいまだに動いていることも事実です。
たとえば子育てですが、子供は母親に抱かれながら、体に大事な栄養はもちろんのこと、情操・心の芽生え、喜び悲しみなどの基本的な感情など、人間として生きていくうえで一番大事な基本的なところが出来ていくわけで、3歳児神話と呼ばれるように、3歳までの家庭での子育て特に母親とのふれあいが一番大事だといわれております。ところが、核家庭化と共働きが増え、母親と子供の時間が少なくなる傾向があり、さらに女性の社会進出などもあり、子育ての外注が増えています。しかし、母親と子供のふれあいの外注は出来ません。さらに、幸いにも子育てに専念できる専業主婦を非難する風潮をあおっている部分が指摘されています。
また、先ほどの過激な性教育に始まり、教育副読本などでフリーセックスを若年層に進めるたりしています。そして、お互いが合意すれば10代の学生の出産もいいのではといったことまで書いています。これでは、健全な子育てと家庭が成り立つでしょうか。ひいては、両親と子供という基本的な家庭そのものまで否定することにつながります。ジェンダーフリー論者は、はっきりと目指すものは家庭というものをなくすことが目標とまでいっています。
私は、議員になり、ある方から耳に心地言い男女共同参画という言葉の裏側で、こういったことが進んでいるんだと聞いて、驚きました。国も地方自治体も最初はこのことには気づいていませんでした。国の言うことだから、役所がやることだからと鵜呑みに出来ないということが、こういうことからも認識させられます。
当柳川市のこの協議会でも、様々な議論があります。問題は女性の地位の向上の阻害になっていた要因をなくすことが盛んに議論されています。農家の主婦の方、海苔漁業に携わっている方、共働きで子育てをした方、さらに女性を取巻く問題解決に取り組んでいる方々色んな意見を聞かせていただきます。
当協議会の目的は、柳川という地域にふさわしい男女共同参画社会を作ることが目的でありますが、その議論の中で毎回直面する話題が「男は仕事、女は家庭」というものです。現在、当協議会では条例制定の前段階である基本計画の素案を審議しているわけですが、必ずこの言葉が議論の中心となり、この言葉を避けて通れない状況であることがわかります。しかし、この言葉には解釈によっては先ほど言ったように、女性の役割を女性特有のものとしてではなく、男も女も平等ということになり、子育て・母性までをもないがしろにする事につながってしまいます。ましてや、社会には、女は家事を積極的に受け入れ、それを喜びと感じる人も少なくないということが、柳川市のアンケートで明らかになっています。そこで、その表現についてその辺のところを配慮した内容にすることになりました。先祖がお互いの特性と役割を認識しながら築き上げられた家庭の役割、社会における家庭の位置づけ、社会の中での男と女の役割、それが現在、問い直されています。いてきたものというものが、どういうところに由来するのか考えさせられると同時に、日本・柳川の風土というものまで考えさせられます。
まとめになりませんが、如何せん選挙を控えているということでお許しください。
8月23（水）
今日は、9月議会の議案の内容について、各担当部署にヒアリング。ある担当者から説明を受けていると、通りかかった市幹部が、「票が減りますよ」との言葉、
それに対し私は、「10月20日までの任期の責任があるからですね」と正直に返事をしてしまった。あまり議案を吟味してまじめにやっていると、市の職員がいやがり、票が減るという意味だったのか。そのことを気遣っての表現だったのか。単なる冗談だったのか。私を気遣ってくれているというなら、私を応援してくれているのか。などと様々な憶測をめぐらしてしまう。
しかし、くそまじめな返事ではなく、冗談で切り返せばよかったかなと反省。
8月22（火）
今日は、8月25日からの9月議会を前に、全員協議会。出席者は全員とはいかないようで、選挙運動に忙しいのか、選挙に出馬しないからどうでもいいのか、数人が欠席の様子。内容は、議案である平成17年度決算など、重要案件の事前説明。その中で、議論が集中したのが介護保険についてでした。これは、前回の6月議会の議会報告を見ていただきたいと思いますが、福岡県介護保険広域連合の会議で、柳川の脱退について議論されたところ、反対意見が多く、脱退を断念せざるを得なくなったとの報告がされました。
広域連合は平成１２年に７２の自治体などで組織されスタートしましたが、合併などによる脱退で、現在４３に減っています。そもそも財政基盤の弱い町村を中心に組織されていた広域連合が、加盟自治体の減少で、そのスケールメリットがなくなりつつあり、また、残っている自治体は高齢化率が高く、介護保険の給付が多い自治体が少なくありません。この広域連合の存在自体が危惧もされています。その中に、私たちの柳川市は加盟しており、昨年の新市誕生の時の脱退のチャンスを逃してしまいました。
執行部によると、旧１市２町は瀬高町・山川町・高田町との合併を目指していました。しかし、瀬高町の反対に始まり、その１市５町の合併は破綻しました。そして、１市２町で新柳川市となったわけですが、将来の新たな合併を見据え、瀬高町・山川町・高田町に配慮して、介護保険広域連合からの脱退を見送った。また、平成１７年３月の新市誕生まで、脱退のための手続きなど、時間的に脱退が不可能であったという説明でした。しかし、合併協議会は平成１５年１０月１日に立ち上げられました。そして、協議がまとまり、平成１６年８月に協定項目の調印がなされ、実質上合併が決定し、その間、８ヶ月もの時間があったわけで、時間的な余裕がなかったなど理由になりません。
また、広域連合を脱退するには、合併のときのように自治体がなくなる時と、加盟自治体すべての了承が得られるときの二つの方法しかないなど、合併協議会には全く説明もなく、私達議員にも知らされませんでした。そんなこと知らない議員が悪いといわれればそれまでですが、このことについては、再三議会で取り上げられ、執行部からは時期早尚、脱退には違約金がかかるなど、あたかも申し出ればいつでも脱退できるかのような答弁でした。
今回の件について、私達議員の勉強不足も大きな責任があります。お詫びするしかありません。しかし、合併協議会の事務局レベルでの水面下での協議では、かなり議論されたということです。そういった根本的な問題を含め、協議会・議会・市民に何故知らせなかったのか、情報を開示しなかったのか執行部の姿勢は問題です。これからの行政は広く情報を市民に知らせ、同時に市民の意見を募り、市民とともに街づくりをしていくというスローガンを掲げています。しかし、実際は大事な情報を抱え込んでいるということがわかりました。
そして、将来を見越して、気配りをした相手の瀬高町・山川町・高田町は合併して「みやま市」なる時点で、脱退することに決めました。気を使った新柳川市の配慮は全く無視されたことになります。財政状況が厳しい中、地方自治体の行財政改革は待ったなしの状況です。新柳川市もそれを断行しながら次の時代の形を作っていいかなくてはなりません。誰も助けてくれません。自らが自らの責任と努力と決断でやるしかないのです。先行きもわからない中、他の自治体に気を配っている余裕などないのです。
これからの時代の行政運営は、執行部任せではだめだということを改めて痛感しました。それには、もっと、市民の代表である私達議員が、もっとレベルアップし、執行部を突き動かすだけの政策能力を持たなければならないと思います。
これまで皆様に議会報告をしてきた私ですが、自分の知識のなさに情けなく、恥ずかしく、もっともっと勉強しなくてはと、改めて決意を新たにしているところです。皆様にお詫び申し上げると同時に、ご指導を宜しくお願い申し上げます。
ところで、今後柳川の介護保険がどうなるのかということですが、結果的に脱退できない以上、広域連合の一員としてやっていくしかありません。現在給付費に応じた３段階の保険料を堅持すると同時に、給付費が多い地域に対し、給付費抑制策などを強く求めていく必要があります。私たち柳川市民の介護保険料が他の地域で使われていることになるのですから。
また、本当に加盟自治体の全部の了承がなければ脱退が出来ないのか、法的に検証しなければならないとの担当課の意向も付け加えておきます。
8月21（月）
思いつきで立ち上げた当ページですが、案の定最初からつまづいてしまい、1週間ぶりの書き込みとなってしまいました。
今日も、厚い1日となりました。そういう中、無謀にも真昼間、ある地区のあいさつ回りをしました。手元にはペットボトルを持参しながらでしたが、わずか30分で空になり、その後は、水分補給もままならず、頭がボーとしてくる始末で、随行をしてくれた若者の元気さに引っ張られてやっとの思いで、こなすことが出来ました。一人での行動であれば、どうなっていたことか。しかし、訪問した家の方から、「暑い中大変ですね、がんばってください。」の言葉が励みでした。
8月13日（日）
今日は、お盆初日の8月13日。。今日も朝からうだるような暑さ。昨日まで、初盆参り、あいさつ回り、そして、朝寝坊したため、ご先祖様のお迎えの準備が遅れた。ご先祖様は既にお越しになっているかもしれないが、遅ればせながらお迎えの準備、申し訳ない。そのためか、朝のお勤めの声が自然と大きくなる。
今日は父方の従弟で、40歳代で逝った従弟の初盆。ご先祖様のお迎え準備の後、溜まっていた事務整理をしていたら12時近く、あわてて従弟の初盆のお参りに行く。既に坊さんのお勤めは終わり、皆が精進料理（なんと刺身付き）と酒も入り盛り上がっていた最中でした。
そこは、大物市議の地元であり、私の生まれ故郷、その身内が集まった中、自然と選挙の話になり、微妙な雰囲気。さすが、「〇〇」。周りの目を気にする農村部独特である。などと他人事のように自分に関わる会話を聞く自分がいる。
ところで、昨日は、ある地区のあいさつ回りをした。8月12日（土）午後とあって、帰省の子供家族がそろった家々、農作業などで不在の家も少なくない。しかし、普段と違い、人の往来も少なくなく、休暇を感じさせる。そういった中を、戸をたたき挨拶をして行くと、様々な反応がある。つっけんどん、名前を名乗ったとたん笑顔、ひと間置いて笑顔、顔が硬直。選挙の醍醐味である。人とは正直であることが良くわかる。
梅雨明けして、暑い日が何日も続いていたが、一昨日始めての夕立。何よりの恵み。昨日は降りこまれずに有効に時間を使えた。今日は、夕方からまた夕立、昨日訪問した家の方が、夕立が来ない。毎日庭の水やりがたいへんと言っていた。今日はそこにも夕立が来て、水やりから開放されていればと思う。
そして、夜は知人の知人のご母堂のお通夜に行った。いとこは、心筋梗塞か脳梗塞であったらしい。79歳のご母堂は交通事故によるショック死。人の死のタイミングには、それぞれの人生同様千差万別。その死と年代で、自分の肉親、自分、いろいろと置き換える。いろいろと考えさせられる。
しかし、なんと言っても暑い中、一日歩いた後のビールが最高。事務作業していた日の味は一段落ちる。でも、今日は嫁さんが里に帰っているので、もう一本。手が伸びるのでした。