柳川市議会

〇議会の開催
　　　議会は定例議会と臨時議会がありますが、定例議会は３、６、９、１２月に行われ会期は18日間前後です。
　　中身としては,まず初日にに執行部より議案が提案されます。次に第2日目にその議案に対する質疑が行われ、
　　軽微な議案の採決が行われ、その他の議案は所管の委員会に付託され、詳細に審議されます。そして、一般
　　質問が1〜2日間行われます。柳川市には会派がありますが、すべての議員が一般質問をすることができます。
　　持ち時間は１時間で、内容は市政に関わる全般です。そして最終日に、各委員会の委員長から付託された議案
　　の審査の結果報告がなされ、それに対する質疑・討論の後、採決されます。また、予算審議は３月議会で、予算
　　の決算は12月議会で審議されます。
　　　臨時議会は、補正予算、条例改正などを議題として、必要に応じて年数回開催されます。
　　　また、議会に付託された議案について、付託された委員会において更に審議する必要がある場合、継続審査扱
　　いとなり、閉会中も随時、委員会を開いて審査が続けられます。


〇議員の任期と定数
　　　　議員の任期については、合併協定項目で合併と同時に選挙を行う原則論（旧柳川市では原則論を主張し
　　　たのは私と緒方議員の二人だけでした）という方法もありましたが、大方の議員が在任特例とすべきとのこと
　　　で1年7ヶ月の在任特例を適用することになりましたので、平成18年10月20日までの任期となります。
　　　　また、定数は旧柳川市21名、旧三橋町16名、旧大和町16名の議員全53名が新柳川市の議員となり、最初
　　　に行われる選挙（在任特例期限の平成18年10月頃）で３０となり、その4年後の選挙で２４となります。


〇常任委員会
　　　　柳川市議会には以下の４常任委員会があります。 *私は、総務常任委員会に所属しています
　　　総務常任委員会（14人）
　　　　　　　　　総務部（人事秘書課、総務課、企画課、財政課）、市民部のうち（税務課、市民課）、会計課、消防
　　　　　　　　　本部、選挙・公平・監査・固定資産評価審査の各委員会に関する事項などを所管

　　　産業経済常任委員会（13人）
　　　　　　　　　建設経済部のうち（商工観光課）、農業水産部（農政課、水路課、水産振興課）、農業委員会に関
　　　　　　　　　する事項を所管
　　　
　　　建設常任委員会（13人）
　　　　　　　　　建設経済部のうち（建設課、都市計画課、下水道課など）、水道課に関する事項を所管
　　　教育民生常任委員会（13人）
　　　　　　　　　市民部のうち（保険年金課、生活環境課、産業廃棄物対策課、福祉事務所など）、教育委員会に
　　　　　　　　　関する事項を所管　　　


〇一部事務組合
　　一部事務組合とは、消防・ごみやし尿処理・病院などをより効率的に共同処理するために複数の市町村で構
　成設立されるもので、柳川市が加盟する主なものは以下のとおりです。

　　　大川市柳川市衛生組合：し尿処理
　　　有明広域葬祭施設組合：火葬場　（関係市町：柳川市、山川町）
　　　柳川市瀬高町土木組合：矢部川・沖端川水系に設置された水路・堰堤・取水施設および水利調整などの管
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　理運営
　　　花宗太田土木組合：花宗川・太田川水系の疎水・水路、溜池および樋管・堰堤などの管理運営
　　　　　　　　　　　　　　　　（関係市町：大川市、柳川市、大木町
　　　
　　　　＊53名の議員それぞれが、以上4組合いずれかの議員となっており、私は有明広域葬祭施設組合の議員
　　　　　です。
　　
　　その他福岡県南広域水道企業団（上水道事業）、福岡県介護保険広域連合（介護保険事業）などがありま
　　す。


〇市民の皆さんが市に対して要望を行う方法として請願と陳情というやり方があります

　・請願
　　　国民に憲法で認められた権利で、損害の救済、公務員の罷免、法律の制定および改廃などの事項につい
　　て、国または地方自治体に対し、希望を述べることです。所定の形式・手続き（紹介議員が必要）が整ってい
　　れば必ず受理しなければならず、地方議会に提出されたものについては、議会（詳細な審議は所管の常任
　　委員会で）で審議され、採択・不採択・趣旨採択・継続審査・取り下げなどの取り扱いがされます。

　・陳情
　　　国民が国または地方自治体に、問題の実情を述べ、改善などの適当な措置を要望する方法ですが、請願
　　と違い法律上補償された権利ではありません。陳情は、決まった手法・形式があるわけではなく、紹介議員も
　　要りません。議長が必要と認めるものは、議会で処理されます。